なぜ、体質改善に陰陽五行なのか?

●陰陽五行を知るきっかけ

 

私が陰陽五行を学ぶきっかけになったのは、自分自身の体調不良でした。

 

最初は、じんましんだったのです。

 

やがてそこに、人相が変わるほどの顔のむくみ、めまい、耳鳴り、アレルギー、腹痛…

 

毎日、日替わりのように、不調が起きていました。

 

そのたびに、あちらの病院、こちらの病院と、ジプシーのようにめぐっていましたが、どこに行っても

 

「数値に異常はないですね」「原因がわかりませんね」

 

と、いわれるばかり。

 

数値に異常はなくても、心身はツラい。

 

薬もどんどん増えていくばかり。

 

このままではイヤだ、せめて原因だけでも知りたい。

 

そう思ってたどり着いたのが、漢方処方をしてくれる地元のクリニックでした。

 

●出ている不調はバラバラでも、原因となる根っこは同じなんですよ。

 

「ぼくは専門は内科医だけどね、それ以外、関係ないと思っても、調子がおかしいと思う事、全部聞かせてくれますか?皮膚でも婦人科でも、なんでも。」

 

病院に行って、なんでも話して、って言われたの、初めてでした。

 

本当にこんな話もいいのかなー?と思うような、例えば、仕事をやめて自営業をやろうとしているとか、もともと神経質な方だとか…

 

気付けば1時間くらは、先生と話していたように思います。

 

あとで知ったのですが、漢方の先生は、とにかくこうしたヒアリングを丁寧にされるんですね。

 

それから脈と、舌の状態と、お腹の状態を触診。

 

その時、脇腹がすごくくすぐったかったのですが、神経質な人は、脇腹に触ると、くすぐったがるそう。

 

神経過敏になっているせいなんだそうです。

 

そして最後に先生が言われました。

 

「病名をつければ、不定愁訴とか、自律神経失調症とか、更年期とか、いろいろあるけど、それは表面上の話。

 

実はあなたの体のなかでは、すべてがつながっているんですよね。

 

その根っこをケアしてあげれば、今出ている症状は、どれも少しずつ治まってくるはずですよ。

 

漢方はそこが得意だからね、時間はかかるけれど。

 

徐々によくなってきて、やがて、薬がまったくいらなくなればいいよね。」

 

このお話しで、なんだか気持ちがラクになりました。

 

はっきりした病名もわからないし、治ったわけでもない。

 

だけど、自分のカラダに何が起きていて、これからどうしたらいいのか?がぼんやりながらでも、つかめてきた感じがしました。

 

●あの先生のお話は、どこから来たものなんだろう?

 

先生の話がとてもわかり易くて、家に帰ってからも、もう少し、いろんな不調や体調のことが知りたいなぁと思い始めていました。

 

ネットであれこれキーワードを入れながら、やがてたどり着いたのが「陰陽五行説」。

 

こんな考え方があるんだ、おもしろい!

 

これが、学びのきっかけとなりました。

 

●陰陽五行は人に優しい思想

 

芽吹いてきた植物の芽が、急に元気がなくなったとしたら…

 

水が足りないのかな?

日光不足かしら?

土が合わないのかな?

 

…と、いろんな原因を考えますね。

 

元気がないのが悪い!と、いきなり芽を引っこ抜いたりは、しないでしょう。

 

なぜなら、植物の芽は、一人で生命を育んでいるのではなく、土や水、陽の光など、自然界のエネルギーを受けて成長するものだから。

 

だから、調子が悪いなら、環境をいろいろ変えてあげ、しばらく見守る。

 

私たちのココロとカラダも同じことなんですね。

 

不調続きの私の体が悪い、虚弱な体質が嫌いだ、と責めるのではなく

 

「なぜ、そうなったのか?」を考えてあげる。

 

その時の自分の状態をよく観察して、ケアをしながら、しばらく見守ってあげる。

 

それを紐解くひとつの方法に、陰陽五行があると思います。

 

●良い体質、悪い体質なんてない。

 

陰陽五行には大きく分けて5つの体質があります。

 

時々、「五行の中で、どれが一番いい体質ですか?」と聞かれることがありますが、どの体質も、一長一短。

 

良いところもあるし、悪いところもある。

 

大事なのは、バランスなんですね。

 

常に、自分が心地よいバランスを知る。

 

そして、もしそのバランスが偏っても、もとにもどせるチカラ=自然治癒力がある。

 

体質改善は、病気知らずで無理がきく、頑丈なカラダになることではなく、あなたらしさを活かしながら、あなたに合ったバランスの取り方を知ることだと思います。

 

きついトレーニングをガマンしてやるとか、カラダをつくるために、食べきれない量を無理に食べるなんてこと、しなくていいんです。

 

今の自分ができそうなこと、今の自分が楽しめそうな事からスタートしたらいい。

 

元気なる方法は、体質によりそれぞれ違うのだから、周りに合わせなくていい。

 

あの人がうまくいった方法だからと、同じようにがんばらなくてもいい。

 

陰陽五行を学ぶと、こうしたことが、ごく自然に腑に落ちるようになりますよ。